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介護のプロとうまくつき合うためには

 ヘルパーなどの介護者とうまくつき合うには、それぞれが「分をわきまえる」ことが必要ではないかと思います。"介護のプロだって感情を持った人間です"で述べたように、介護を受ける側が無理な要求をしないことは当然として、具体的にどのようなことに気をつければいいのでしょうか。

相手の立場を尊重しましょう

 訪問介護に来てくれたヘルパーといろいろな話をすることもあると思いますが、聞かれても返答に困るような質問はしないようにしましょう。ヘルパーの賃金について、相手にとっては職場である介護サービス提供事業者の悪口(正当な疑問や問題点をぶつけるのと悪口はかなり違います)、ほかの要介護者について聞き出そうとする・・・などは悪い印象を与えかねない話題でしょう。逆に介護される方の家族にしても、ペラペラとほかの要介護者家庭の話をしたり自分の働いている介護事業者の裏情報を話すようなヘルパーは信用できないのではないでしょうか。

 要介護者の体調が突然悪くなったときなどに、家族がヘルパーを責めるようなケースも見受けられます。でも相手を責める前に、それは本当に道理にかなった言い分なのかどうかもう一度考えてみてください。明らかにヘルパーの過失だと思われる場合には介護サービス提供事業者に報告しなくてはならないでしょうし、単に自分たち家族の八つ当たりだと思えたらもう一度原点に立ち戻りましょう。

 もちろん仕事としてではありますが、ヘルパーは家族だけではできない介護を手伝ってくれているのです。行き場のない家族の憤りをぶつけるべき相手ではありません。お互いに対等であるということを認識し、サービスを受ける側のエゴはなるべく排除するよう心がけなくてはなりません。

適度な距離感を保ちましょう

 ヘルパーは家族の中に入って仕事を行うので、ともすれば友人のような存在にもなりかねませんが、本来は職業としてその場にいる必要のある人間なのです。お互いに立場を尊重し、あくまでも介護のために家の中に入っている、入ってもらっているのだということを忘れないようにしなければならないと思います。あくまでも介護する人間・される人間として適度な距離感を保つよう心がけましょう。

 いろいろと書きましたが、最終的には人間と人間のつきあいになると思います。"相性もプロの介護者選定のポイント"でも触れましたが、プロとは思えないようなヘルパーの話もちらほらと耳にしますし、逆にヘルパーに対してあまりにも無神経な家族もいるようです。ヘルパーは介護者としてのプライドを、要介護者の家族はヘルパーは使用人ではないということを忘れずに、お互いにとってよい介護ライフを送りませんか?